
フランス語を学んでいる人なら、DELF B2という資格を目指している方も多いでしょう。
DELF B2は、フランス語能力を証明する資格であり、就職・進学・留学など、様々な場面で活躍できることが期待されています。
本記事では、DELF B2を取得することで得られるキャリアアップの可能性や、効果的な勉強法について解説します。
あなたもこの記事を読んで、フランス語スキルを証明するDELF B2の魅力を掴んでみませんか?
フランス語のスキルを証明するDELF B2がもたらすキャリアアップの可能性
DELF B2を取得することによるメリットは以下のようになります。
就職・転職のアドバンテージ
フランス語圏の企業や外資系企業などでの就職・転職において、DELF B2の資格保有者は優遇されることがあります。
大学・研究機関での進学・研究のアドバンテージ
フランス語を使用する大学や研究機関での進学・研究において、DELF B2の資格を持っていることは大きなアドバンテージとなります。
ビザ申請のサポート
フランス留学やフランスでの就労において、ビザ申請時にDELF B2の資格を持っていることはビザ申請のサポートになることがあります。
フランス語能力の証明
DELF B2の資格を持っていることは、フランス語能力の高さを証明することができます。自己PRや履歴書などでアピールすることができます。
自己成長の証明
DELF B2の資格は、自分自身のフランス語能力の向上を証明することができます。自己成長につながることが期待されます。
特に、重視すべきアドバンテージとは
フランスの大学に入学可能
B2は、フランス及びフランス語圏の一部の大学への入学資格として認められています。入学時に語学試験の免除ができるのもB2からのところが多いです。
また、在学中は、フランス人学生と一緒のプログラムを受けることになるので、かなり高いフランス語レベルが必要なことは言うまでもありません。
大学によっても異なりますが、フランス語非ネイティブの外国人が学士課程3年目に入る基準として示されているのは、DELF B2レベルの場合が多く、すでに入学時に取得していれば、有利に働きますね。
各種奨学金も申請可能
フランス政府奨学金(BGF)はフランスの大学に通うためのフランス政府からの奨学金です。
こちらは、毎月2000ユーロ支援されますので、奨学金を勝ち取るための大きな武器になるとともに、フランス留学中にも学校の勉強についていくことが簡単になると思います。
こちらに体験されている動画を掲載します。
JICAの面接に有利
青年海外協力隊派遣を実施しているJICA。
こちらの語学力基準で、DELF B2は、「十分なコミュニケーションが可能」であるな、最高レベルと位置付けられています。

そのため、フランス語圏に派遣希望されている方にとって、DELF B2はとても大きな武器となるでしょう。
また、JICAの専門調査員、企画調査員等の専門的分野での就職を希望されている方にとっても、有利に働くことでしょう。
DELF「B2」のレベルと試験内容とは?【レベル目安表】


欧州評議会 設定レベル | DELF DALF | 仏検 | 目安 |
---|---|---|---|
A1 | DELF A1 | 3級 | 日常生活の具体的なできごとや自分の意思を簡単に伝えることができる。自分や他の人物の紹介などができる。また相手がゆっくり繰り返し話してくれれば内容を推察することができる |
A2 | DELF A2 | 準2級 | 日常生活において過去形・現在形を用いて表現することができる |
B1 | DELF B1 | 2級 | 日常生活や旅行で遭遇する大体の状況に対応することができる語学力を持ち、身近な話題や興味を持っている分野に関し会話することができる。既知の話題扱った文章、会話から情報を把握できる |
B2 | DELF B2 | 準1級 | 日常生活で広く対応できる語学力をもち、一般的な話題に対して議論ができる。また興味がある分野では、抽象的な話題でも詳しく内容を理解でき、自分の意見を述べることができる |
C1 | DALF C1 | 1級 | 仕事をはじめとする社会生活において広く対応するできる語学力を持つ。複雑で専門的な知識を要する文章や情報も、細部にわたり理解でき、各分野において適切な言葉を柔軟に使い分けることができる |
C2 | DALF C2 | 1級 | さまざまな分野において、読み、聞いたものを完全に理解できる。微妙なニュアンスをも正確に感じ取り、複雑な文章、情報を正確に解釈し、情報をまとめ再度表現することができる |
DELF・DALFとは、フランス国民教育省が認定した唯一の公式フランス語資格(ディプロム)で、一度取得すれば無期限有効です。
自分のフランス語の能力や知識を証明書として形にすることができます。
DELF(デルフ・フランス語学力資格試験)/DALF(ダルフ・フランス語上級学力資格試験)は、CIEP(国際教育研究センター)が認可した試験センターでのみ開催されます。


一度合格すれば一生有効。
できることも広がりますね
DELF B2 part別徹底解説
パート別の徹底解説をこちらで細かく解説しています。ぜひご覧ください!
申込先
全国の試験センター(アンスティチュフランセ、アリアンスフランセーズ)で申し込み可能です。
こちらにパンフレットを記載しますね。
https://www.delfdalf.jp/BrochureDD2022.pdf合格するともらえる証明書です。
DELF B2 合格証です!
おすすめ参考書 2冊
日本ではあまり流通していませんが、これらは、フランス語圏の先生もおすすめする、しっかりとした対策本です。ぜひご検討ください。
Le DELF 100% réussite
- 問題形式が本番とほぼ同じ
- フレーズ集が記載されている
- 問題の難易度が本番と近い
問題集としても、各パートごとに、総括対策ページが用意されており、重要な表現方法や、頻出事項がまとめられております。
本番の難易度と近いのに加え、各パートの最後に練習問題が用意されており、海外の教材では珍しく解答も詳細に書かれています。
ただ、海外の対策本って字が小さいので注意が必要です。
模擬試験も2回分ついているので、効果的に練習ができますね。
Réussir le DELF 2010 édition
- 採点基準が示されている
- フランスを理解するための生活情報が載っている
- 語彙を増やせる表現集がある
作文や口頭試験の採点基準が載っているため、自己採点や、試験官の評価ポイントなどの把握ができます。
また、われわれが戸惑いやすいフランス社会の問題や、生活実態ががわかりやすく記事になっており、肌でフランス語を勉強することができるのです。
また、フランス人は、同じ表現を避けることがおおく、同じ意味でも何パターンか言い方を用意しておけば高得点に直結します。
この問題集では、シノニム(同義語)が学べるので、同じ意味の違う単語を覚えることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フランス語資格であるDELF B2があると、活動できる幅が広がりますね。
DELF B2の試験概要をまとめたものはこちらです。
なお、DELFにはORAL:口述試験があります。こちらはなかなか独学での向上は難しいです。
オススメのオンラインスクール
こちらにオンラインでフランス語会話能力を鍛えられるスクールをまとめております。ご覧ください。


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