
子供の教育費や将来に備えての資金計画を考えるとき、年金や投資信託について考えることも重要です。しかし、中にはその手続きが複雑で、投資に慣れていない人にとっては難しいと感じるかもしれません。そこで、本記事では、年1回の調整でほったらかしできる、子供の将来の年金と金融教育を最適化する6つの方法を紹介します。
この方法は、誰でも簡単に始められるものばかりです。
その中でも、特におすすめなのが、米国株ETFのVTです。VTは、世界中の株式市場に投資することができ、長期的な資産形成に適しています。また、低コストで運用することができるため、初めて投資に取り組む方にもおすすめです。
記事の中では、VTについて詳しく解説しながら、子供の年金や教育費に向けた投資としてのメリットや注意点を紹介しています。ぜひ、この機会に投資について学び、子供の将来に備えましょう。
米国株ETF「VT」とは
VTとは、バンガード・インベストメンツ・ジャパン – 商品案内 – バンガードETF です。
- 世界第3位のバンガード社が運用する全世界株(8000銘柄強)に投資するインデックスファンド
- 経費率0.08%(日本の投資信託とは比べ物にならないぐらい安い
- 全世界をすべて網羅しながら、割合はバンガード社が随時更新
- 自動的に銘柄や国の割合は編集してくれる、自分で銘柄を選ぶ必要はなし
- 歴史的な設定来リターンは、7%(これはすごい数字です)
- 年間配当は約2%
つまり、VTを買っておけば、自動的で国の割合や株の銘柄を組み替えてもらえ、自分であれこれ考える必要がありません。
VTは値上がりするの?との問いは、人類が反映する限り伸びていくと、わたしは信じております。歴史的に見ても明らかですし、確かにハイリターンはとれないかもしれませんが、大切な子供のためです。
子供には何があるか、将来です。時間です。時間を味方につければ、間違いなく増えていくはずです。
仮に、100万を生まれたばかりの子供にプレゼントしてそれを40年間、歴史的な年利7%で運用したとしましょう。40年後約700万となっております。
では、それに毎月1万円ずつ追加投資したとしましょう。
7%リターンで2000万円になります。
こちらに適当なスパイスを加えるだけでさらにリターンは増大します。それは後ほど記載しますね。
どこで買うの

国内証券会社を開設しましょう。
日本国民あるいは住民票のある方(外国籍の方は不明です(-_-;))であれば、開けるはずです。おすすめは下記の二つです。2週間もあれば作れるでしょう。
・SBI証券
・楽天証券
これ以外は開設しないほうがいいです。
くれぐれもお伝えしたいのは、決して街の証券会社、窓口対応をするような証券会社は開設しないでください。高い手数料を取られるだけです。
理由は、
・VTの購入手数料が無料
・外国為替がカンタン
です。
楽天証券は見やすいですが、できればSBI証券のほうがおすすめです。
・自動購入設定
・住信SBIネット銀行との組み合わせにより外国為替レートがお得に
等のメリットがあるからです。
どうやって買うの

こちらについては、上の二つの証券会社を子供の名前で解説するのがいいです。お父さんかお母さんが同じ証券会社で開く必要があると思いますが、その辺は子供の年金問題解決のため、何とかお願いします。
子供さんの講座が開いたら、「ジュニアNISA」を開設してください。
通常利益には20%日本国政府が課税してきます。
10000円の配当があったら2000円税金として政府が取っていきます。ひどいー。けど仕方ないですね。これも何とかする方法はあるのですが。
つまり、ジュニアNISAは2023年で終わる制度ですが、それでも使えます。できればお願いします。手続きが大変なのでそこまで重要ではありません。
ジュニアNISAを開設したらいよいよ入金です。
SBI証券の相性のいい銀行は、住信SBIネット銀行
楽天証券の相性のいい銀行は、楽天銀行
となりますので、こちらも解説してください。
※ジュニアニーサは2023年末までとなりました。ご確認下さい。
どう運用するの(年一回の調整で可能)

では実際に買っていきたいと思います。
SBI証券を例に出しますね。
まず、ログインして外国株取引のページに行ってください。
そこで銘柄選択でVTを選択します。
ここでは細かい指値(買う値段の注文)は気にせず、成行注文を入れてください。買うことを優先しましょう。
そして定期購入の設定をしてしまいましょう。
- 子供の住信SBIネット銀行に投資資金を入金する(毎月定期的な振り込みにしてもいい)
- 子供の住信SBIネット銀行内で外国為替手続きとしてドルを買いましょう(定期買い付けも可能)
- 住信SBIネット銀行からSBI証券に外貨入金しましょう
- VTに成行注文を出しておきましょう(定期買い付けも可能です。)
わたしは、完全自動化しており全く手間はかかりません。
IphoneアプリでVTの値段チェックするだけです。
・年一回の調整
年一回お好きな日を決めて(子供の誕生日付近)
・上がっていたら大きく一部現金化(10~20%が理想です)
・いまいちなら小さく一部現金化(5%が理想です)
・下がっていたら放置
して、現金を確保してください。その現金をどう使うかはあとで記載しますね。
守るべきルール(これを守ればほぼ成功!)

・積立継続してください
できれば毎月1万程度積み立ててあげてください。お小遣いとして5千円でも3千円でもいいです。ドルに両替して積み立ててください。
・暴落は大チャンス
いくら年利7%とはいえ、時には暴落します。これまでの積立金額を下回るマイナスになってしまうこともあるでしょう。
決して悲観的にならないでください。
ここで積立を停止しては何の意味もありません。
そのタイミングで、できれば追加投資してください。
毎年一部現金化している資金を少し前に記載しましたね。
それを遠慮なく、落ち込んでいるVTに追加投資しましょう。時間はかかりますが、追加した分をもって力強く上昇してくれると歴史が証明してくれてます。
これまでに貯まっているお年玉でもいいでしょう。子供にとっての大きな資金となります。
歴史的に見て多数の暴落がありましたが、数か月後、時には数年かかっていますが、世界株は、必ずプラスになり最高値を更新し続けてきました。
経済は、人類が反映し続ける限り伸びていくと思います。 また暴落時に入れることにより、利益を最大化できます。
暴落=大チャンス、ボーナスステージ到来ということをお忘れなく!決して売らないでください。売らずに持ち続ければ、ほぼ間違いなく日本の年金よりは頼りになると思います。
また強く言いたいのは、個人年金や、学資保険や、貯蓄型年金保険などの金融商品は入らないでくださいということです。手数料が異常に高い商品ばかりです。リターンもあって1%でしょう。今回は7%かそれ以上です。これらの商品は企業が利益を上げるために必要かもしれませんが、無駄なお金は消費者は払う必要ありません。
この方法が必ずいい結果が出ると思います。
ドル建てが不安な方
将来ドルが安くなっているかもしれないから不安だという方もいらっしゃると思います。
一方で、わたしは円資産だけ持つのはリスクだと思います。
将来日本が今のような国際的地位を持ち続けているでしょうか?
円が高いまま世界が動いているでしょうか?
そう考えるとほとんどの資産を円で持っているのは一つのリスクです。
我々はドル資産を一部持つべきだと思います。
わたしの場合、ドル建てはVTで、円建ては投資信託の「Emaxis slim全世界株式」の50:50で持っています。「Emaxis slim全世界株式」もSBI、楽天証券どちらでも買えますが、配当は自動的に再投資されておりますのであまり配当の実感はありません。
得られる効果

上の完全自動VT積立を子供口座で行うことに、子供さんに以下の効果が望めます。
・最高の金融リテラシー教育を提供
わたしは定期的に子供に、
〇〇は世界に投資してるんだぞ、株は会社の権利をかってるんだ、あのアップルやアマゾンの少しのオーナーだからな
と教えてます。事実ですからね。
たまに「今どのくらい増えてるの?」と聞かれます。
これぐらいだよーと教えると満足げになります。
また、VTは合計約2%の配当が、年4回でます。
この度に、今回どう使うか聞いています。
・現金で使ってもいいけど、再投資するなら何倍にもなる
と選ばせることにより、世界株を持っていると配当という株主還元を受けることができる。なにより、不労所得ですからね。実感を持ってもらいましょう。この配当にはアメリカが10%日本政府が20%の税金をかけてきておりますが、ジュニアNISAなら国内課税は無税にできます。
ジュニアNISAの方が18歳になりましたら積立NISAに切り替えましょう。
配当だけでなく投資益も無税になります。
配当を子供に説明するときに再投資してほしいので少しコツを使ってます。
わたしは、今なら4千円だけど、40年後は3万円ぐらいの価値にはなってると思うよーと言ってます。それでも「現金がほしい、ゲーム買いたい」といっても、お金あげて同じ金額再投資してあげてますけど。
また、外国為替も学べます。
ドルと円がある、それが毎日変動していく。ということは子供に教えるのはなかなか難しいです。それも肌で感じてもらいましょう。
・投資への興味
「あつまれ動物のもり」というソフトをほとんどの子供は知っていると思います。その中でカブ屋というものがありますが、それを実際に取引することによって、安全な投資に興味を持ってもらえます。
もし、VTの全世界株はちょっと、それよりアメリカ株伸びるでしょう。という方なら、全米のVTIや、S&P500連動のVOOでしょう。これも両証券会社購入手数料無料です。
ただ、VTにもアメリカ株は60%近く組み入れられております。
まとめ
- SBI証券か楽天証券で子供名義の口座を作る、ジュニアNISAか積立NISAが理想
- 口座に入金し(小遣いやお年玉)、VTの毎月1万の自動積立設定を行う
- 含み益や、為替を聞かれたら、数字を見せて教育する
- 年一回誕生日には、10%現金化しておき、それを暴落時にフルでVT購入
- 配当は個人の判断に任せるが、基本再投資
- 40年後、金融リテラシーを持った大人に成長
- 積立した人は、2000万円以上のじぶん年金が将来貯まっている!
わたしは個人的に、日本の金融教育が不十分なために、投資詐欺やオレオレ詐欺がはびこったり、ギャンブル中毒が多いのだと思っています。また、貯金をすることによって日本経済が停滞していることは間違いありません。
ただ、今後は情報社会がどんどん進み、もともと勤勉な日本人が投資にシフトしていく未来が待っていると思います。年金制度が不安があるのは皆さん同じでしょう。そのための今回の記事です。

いろいろお考えはあると思いますが、これが我が家の最適解でした。
リベ大の両学長が非常にわかりやすい動画を作ってらっしゃいました。今回の記事に共通する点が多いので、張り付けておきます。
最後に:投資は自己責任でお願いいたしますね!

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