
英語上達の効果が高いとよく聞く「シャドーイング」。
いまいちどうやっていいかわかりませんよね。わたしも最初そうでしたが、適切なやり方を自分なりに調べてみて、もう10年定期的にやっていますが、やっぱり素晴らしい英語勉強方法だと実感しています。
シャドーイングと聞くと、ただ追いかけて発音するだけじゃないのかと思いますが、実はリスニングやスピーキングの強化などいろいろな面で大変役立つ勉強方法なのです。

この記事は以下の方におすすめです。
・シャドーイングの効果がいまいちわからない方
・シャドーイングの具体的なやり方がわからない方
・シャドーイングをやった後どの能力が伸びるのか知りたい方
こちらの記事を理解し、実践すれば、リスニング、語彙、スピーキングなど様々な英語能力を同時に向上できますよ。
結論:シャドーイングが英語上達の最短ルートです
私は、シャドーイングをするようになって、英語能力が飛躍的に向上しました。
以前は、単語帳を眺めて暗記して、すぐ忘れてしまうなんてこともありました。しかし、シャドーイングをやるようになり、特に会話能力が向上したように思います。今では仕事でも英語は使っていますし、もっと早く出会えればよかったーーなんて少し思ってます。
シャドーイングって何?(影のように遅れて発音!)
「シャドーイング(Shadowing)」は、すぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるところから言われています。
つまり、ネイティブのお手本音声を聞きながら、それをすぐに追いかけて真似して発音していく練習法です。
英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは、聞こえてくる英文とほぼ同時に行いますので、少し難しいように思われるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。繰り返し練習することで、以下のような効果が望めます。
シャドーイングで得られる効果
リスニング力UP!
シャドーイングの大切なポイントとして、「モデル音声の完コピ」がわかりやすいでしょう。つまり、モデル音声と同じような発音・スピードで追いかけて発音します。
そのためには、とにかく集中して聞かなければなりません。もし早く感じる方は、最初スピードを遅くしても結構ですが、効果的なのは、通常スピードか若干早めです。繰り返し練習することで英語のスピードに慣れ、これまで聞き取れなかった単語が少しずつわかるようになっていきます。
スピーキング力UP!
実は、リスニング力UPに注目しがちですが、それだけではありません。
英語独特のイントネーションやリズム、区切り方など、繰り返すことで自然と身についていき、実際の会話で効果的な「相手に伝わる英語の話し方」が身につきます。
シャドーイングをすることは、スピーキング力の向上に直結するのです。
語彙力の強化
また、様々な例文をシャドーイングすることで、語彙数が増えていきます。ただ、そのためには、わからない単語をわからないままにするのではなく、発音のあいまいな単語や、意味のわからない単語はしっかりは、しっかりと専用のノートに書き留める等行い、忘れていかないように注意しましょう。
シャドーイングのやり方
事前のリスニング
まずはテキストを見ずに全文を聞きます。最初は、音声だけに集中して聞きましょう。二回目からは英文を確認しながら聞きましょう。指で追うことができれば効果的です。まだ全体の流れを優先して聞きながし、意味を追求する必要はありません
テキスト見ないでシャドーイング
テキストを見ずに、聞こえてくる英文だけを頼りにシャドーイングします。できれば後で確認できるように、録音しましょう。発音、イントネーション、リズムに注意しながら、一文ずつゆっくりで構いませんが、止まらないようにシャドーイングをしていきましょう。
(余裕があれば)録音音声のチェック
自分の音声を聞いて、うまく言えなかったところ、リズムが崩れたところ、ついていけなかったところをネイティブ音声と比較して気づきましょう。
ただ、録音は結構やるまでがなかなか難しく、正直ハードルは高いです。シャドーイングそのものが嫌になってしまうのは、避けなければなりませんので、録音チェックはあくまで余裕がある場合で、やるようにしましょう。
テキスト見ないでシャドーイング
先ほどから、一段階ステップアップで、テキストを見ずにシャドーイングしましょう。
すでに、いちど行っていますので、少し記憶に文章の流れや意味、イントネーション、リズムが刷り込まれているはずです。一回目のシャドーイングでうまく言えなかったところに重点を置いて、練習を重ねていきましょう。

こちらがシャドーイングのやり方です。繰り返しやってみても効果的ですが、まずは、継続できるようにしましょう。
シャドーイングをするときの注意点
しっかりと発音すること
意識せずに発音しているだけでは効果は少ないです。ぼそぼそと小さい声で音声についていくのではなく、大きな声で、ネイティブ音声をもう一回録音上書きするように、しっかり声を出して練習しましょう。そのためには、プライベート空間の確保が重要ですね。
自分に合った教材を使うこと
教材は、難しすぎても簡単すぎても不適切です。
自分のレベルに合った教材を選ぶことが大切でしょう。特にトランスクリプト(テキスト)付きの音声教材は必須です。自分なりに、続けられそうな教材を選びましょう。
私のおすすめは、DUOです。シャドーイングとディクテーションに使える素晴らしい教材で、DUO専用ノートを書き込み、5年間利用しました。
シャドーイングには英語学習者にとっても多くのメリットがあります。ぜひ学習に取り入れて英語を上達させていきましょう。
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