
2024年から始まる新NISA。
分散投資を行う皆さんにとって、「金投資」は大きな柱となるはずです。
その中で、信託報酬最安クラスの投資信託がSBIアセットマネジメントから発表されました!!
”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金”
https://www.sbiglobalam.co.jp/release/pdf/prs230509_04.pdfこのブログでは、新NISAコア投資信託候補「”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金”」について、分析していきたいと思います。
運用開始は、2023年6月8日となりますが、しっかりそのメリットデメリットについて理解すれば、あなたの資産形成のコアアセットとして「”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金”」を組み入れるべきかどうかの判断材料となりますよ。
新規設定される”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金”とは?
設定日 | 2023年6月8日 |
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当初申込期間 | 2023年5月25日から 2023年6月7日まで |
連動対象 | ”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金” |
販売手数料 (購入時手数料) | 無料 |
信託報酬 (運用管理費用) | 0.1838% |
信託財産留保額 | なし |
主な販売会社 | SBI証券 |
なぜ為替ヘッジ有りが必要なのか
2023年5月現在、ゴールドは最高値に迫る勢いです。
ただ、ゴールドが真の分散投資効果を発揮するのは暴落するときなのです。
ただ、為替に連動する「為替ヘッジなし」であれば、多くの金投資が連動する米ドル通貨が影響することがほとんどであり、ゴールドの資産価値は落ちなくても、為替価値が落ちてしまい、せっかくの分散効果が帳消しになってしまうのです。
つまり、通貨リスクのヘッジ効果があります。
ゴールドの分散投資効果のメリット・デメリット

メリット
- 逆相関効果: ゴールドは他の資産クラスと逆相関することがあり、株価の下落時に価格が上昇する傾向があります。これにより、ゴールドをポートフォリオに含めることでリスクを軽減できます。
- ポートフォリオの安定化: ゴールドの価格は他の資産とは異なる動きをするため、ゴールドをポートフォリオに加えることで投資リスクの安定化が期待できます。不安定な時期にはゴールドがバランスを保ち、リスクを軽減します。
- インフレ保護: ゴールドは通貨価値の低下や物価上昇に対して一定の保護を提供します。インフレが起こるとゴールドの需要が高まります。
デメリット
- 価格変動リスク: ゴールドの価格は市場の需給や投資家の心理によって大きく変動することがあります。そのため、価格変動リスクが存在し、投資家はこれを考慮する必要があります。
- 非生産資産: ゴールドは非生産資産であり、利益を生み出すことがありません。そのため、他の資産クラスと比較して収益性が低いと言われています。
- 保管・保険費用: ゴールドは物理的な保管が必要であり、保管や保険にかかる費用が発生します。これは投資収益に影響を与える可能性があります。
SMTゴールドインデックス オープン(為替ヘッジ有り)との比較
こちらは、信託報酬の違いの一点でしょう。
基本的に同じゴールドに投資する投資信託であり、今までは、最も信託報酬が安い、ゴールド連動の為替ヘッジ有り投資信託は、SMTゴールドインデックス オープン(為替ヘッジ有り)でした。
その信託報酬は、0.525%~0.675%程度です。
しかし、SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金は、0.1838%なのです。
長期投資を視野に入れている、皆さんにとって、この信託報酬の差は、将来的に、圧倒的なコストの差となることは間違いないでしょう。
新NISA積立投資枠に採用される?


SBI・VシリーズでつみたてNISAの対象銘柄として、現行のNISAの制度を利用して投資できる商品は以下の3ファンドです。
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド
今回新規発売される「”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金”」も将来的には、積立投資枠として採用されるかもしれませんが、認定には少々時間がかかりそうです。
とはいえ、すでに3本のSBI Vシリーズの投資信託が対象となっています。将来的には十分可能性はありそうですね。
同時発売される「SBI Vシリーズ」について
”SBI・i シェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジ有)愛称:サクっと純金”だけでなく、同時にヴァンガード社が運用する米国株ETFに連動する投資信託も同時に販売されるとのことです。


まとめ
ゴールド投資は、来年から始まる新NISAのコア投資信託として長期投資する皆様が増えそうです。
こちらにも資産運用の一助となる記事をアップしておりますのでぜひご覧ください。
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