
CFDをデビューしたての頃って、レバレッジかかっているのはわかるけど、
どうやってその倍率をコントロールするのかいまいちわかりにくいですよね。

GMOクリック証券のCFDのレバレッジはどうやって計算するの?
レバレッジ1倍‐10倍で好きな倍率でコントロールする方法を教えてほしい。
今回は、そんな悩みを解決します。
実際にCFD取引国内最大手のGMOクリック証券の画面をお見せして、どのようにレバレッジコントロールするのか簡単に解説していきます。
GMOクリック証券でのCFDのレバレッジコントロール方法とは

公式解答として、各建玉に任意証拠金を振り分けると、レバレッジを変更(コントロール)できます。
こちらをもう少し解説してまいります。
レバレッジ計算方法とは
レバレッジの計算方法は以下の式です。
(現在レート×コンバージョンレート×建て玉数×取引単位)/(必要証拠金+任意証拠金)
GMOクリック証券のの画面を例に説明していきます。
「米国NQ100ミニ」を「買い」で新規建てを行う場合の計算例
ナスダック100指数に連動する「米国NQ100ミニ」を例に説明していきます(他の銘柄も計算方法は同じです)
条件:「米国NQ100ミニ」を「買い」建て玉数「1」任意証拠金「0円」の場合
STEP.1 現在レートの確認

まずは現在レートを確認します。今回は「買い」建てを行うので右の(買)ASKのレートを確認します。現在レートは11,684.2(ドル)でした。
STEP.2 コンバージョンレートの確認

「原油」はドルで取引するためコンバージョンレート(両替レート)を確認します。このときのコンバージョンレートは1ドル=136.41(円)でした。
STEP.3 建て玉数の決定
今回建てる建て玉数を決定します。今回は1(玉)になります。
STEP.4 取引単位の確認
GMOクリック証券CFDは最少で取引できる単位が決まっています。「米国NQ100ミニ」CFDは取引単位の欄を確認すると0.1(倍)となっています。
STEP.5 必要証拠金の確認、任意証拠金の設定
最後に必要証拠金の確認と任意証拠金を設定します。
必要証拠金の欄を確認すると15,956(円)となります。
今回は、任意証拠金は追加しないので0(円)として計算します。
計算結果
これらの条件で計算すると以下のようになります。
(11,684.2(ドル)×136.41(円)×1(玉)×(0.1倍))/(15,956(円)+0(円))=10.011(倍)
となり「レバレッジは10倍」ということが計算できました。

自動的に最大レバレッジに設定されましたね!
任意証拠金を設定しなければ最大レバレッジとなる
以上のように、任意証拠金を設定しなければ自動的にその銘柄の最大レバレッジとなってしまいます。
- 株価指数CFD(日本225、米国S500など):レバレッジ10倍
- 商品CFD(原油、金スポットなど):レバレッジ20倍
- 株式CFD(単元株のApple、テスラなど):レバレッジ5倍
- バラエティCFD(米国VI):レバレッジ5倍
※レバレッジは、リスクリターン表裏一体です。あなたのリスク許容度に応じて設定することを強くオススメします。
次に、初心者がレバレッジ1倍でリスクをコントロールして取引する方法を解説します。
任意証拠金追加方法(ロスカットレート変更方法=レバレッジ変更方法)

レバレッジを任意のレバレッジに変更する場合は「任意証拠金」を追加する必要があります。
以下では「任意証拠金」を追加(ロスカットレートを変更)しレバレッジ1倍で取引する方法を解説します。
米国NQ100ミニを任意証拠金を追加してレバレッジ1倍で注文する方法
それではレバレッジ1倍で注文する方法を解説していきます。
条件:「米国NQ100ミニ」を「買い」建て玉数「1」「指値」でレバレッジ「1倍」で注文
STEP.1 指値で新規注文
まずは指値で新規注文を行います。
今回は注文を出してから注文画面で任意証拠金を変更します。
即座に執行される「成行注文」では注文画面で任意証拠金を変更できませんのでご注意ください。
STEP.2 注文一覧から注文を変更する
指値で新規注文が完了したら
①「注文一覧」タブから
②「注文を選択」して
③「注文変更」を
選択します。
STEP.3 注文変更画面からロスカットレートを変更する
注文変更画面に移動したらロスカットレートの項目で
①「指定」を選択
②計算した値を入力してロスカットレートを下げる
③「確認」で完了です。
注文したレバレッジを確認してみよう
最後に念のため注文したレバレッジを計算してみましょう。
計算する式は冒頭で使用した式を使います。
(現在レート×コンバージョンレート×建て玉数×取引単位)/(必要証拠金+任意証拠金)
(11,684.2(ドル)×136.41(円)×1(玉)×(0.1倍))/(15,956(円)+143,604(円))=1.0(倍)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
レバレッジコントロールの方法は、各建玉に任意証拠金を振り分けると、レバレッジを変更(コントロール)できます。
商品に応じて最大値は変わりますが、最低1倍から、最大5から20倍のレバレッジコントロールも簡単にできますね。
CFDは簡単にレバレッジコントロール可能ですが、こちらの記事では、SBI証券のTQQQ(ナスダック1003倍レバレッジETF)の投資方法についてまとめておりますので、ぜひご覧ください。
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