
グローバルX 米国優先株式ETFは、高配当かつ安定成長が見込める魅力的な投資商品で、2022年9月に米国の優先株に投資するETF、ティッカー【PFFD】の東証版が上場しました。
その名も、
「グローバルX 米国優先証券 ETF」、銘柄コードは【2866】です。
このETFは、優先株式に投資しており、株式市場が低迷しても安定した収益を期待できます。
また、過去5年間にわたって毎月配当金を支払っており、配当利回りは6%以上と高い水準を維持しています。グローバルX 米国優先株式ETFは、米国のトップ企業に投資することができ、その多くは配当金を積極的に支払っています。このETFは、資産運用初心者から上級者まで幅広くおすすめできる投資商品ですよ。
安定した収入を得たい方や、長期的な資産形成を目指す方に特におすすめです。
この記事では、グローバルX 米国優先株式ETFの魅力やメリットを詳しく解説していきます。
グローバルX 米国優先証券 ETF【2866】の”メリット”

高配当かつ安定成長
このETFは、米国優先株式に投資しており、配当利回りが6%以上と高水準を維持しています。また、優先株式は、一定の配当を保証されるため、株式市場が低迷しても比較的安定した収益を期待できます。
投資信託としての利便性に優れる
このETFは、上場投資信託(ETN)の一種であり、株式市場で売買されています。このため、株式のように取引時間が決まっておらず、いつでも買いや売りが可能です。また、購入の手続きも簡単で、低コストで投資ができます。
米国のトップ企業に投資できる
このETFは、米国のトップ企業に投資することができます。多くの優先株式が、大手金融機関や企業から発行されており、それらは安定した経営基盤を持っていることが多いため、比較的安定した収益を期待できます。
ポートフォリオの分散効果が期待できる
このETFに投資することで、単一の企業にリスクを集中することを避け、ポートフォリオを多様化することができます。また、株式や債券、不動産投資信託(REIT)などと比較して、分散投資を行いやすい利点があります。
低コスト
【2866】は【PFFD】に投資するETFです。毎月分配で、年換算の分配利回りが約6.5%という高分配利回りなETFだということです。経費率は0.23%で、とっても低いのです。
グローバルX 米国優先証券 ETF【2866】の”リスク”

為替リスク
このETFは、米国優先株式に投資しているため、米ドル建てで運用されています。そのため、為替変動によって為替リスクが生じる可能性があります。円高になった場合には、投資家にとって不利な為替レートでの売却となります。
市場リスク
このETFは、株式市場の価格変動に直接影響を受けます。株式市場の急落によって、投資元本が減少する可能性があります。また、このETFに投資しているだけでは、投資ポートフォリオが十分に多様化されているわけではないため、市場リスクに対する保険効果は限定的です。
税金の課税
このETFには配当所得税や売却益の課税があります。また、日本とアメリカとの間には、配当や売却益に関する二重課税が発生する可能性があるため、注意が必要です。
【2866】期間別騰落率
累積リターン(%) | 基準価額 | 終値 | インデックス |
---|---|---|---|
1か月 | -2.76% | -2.81% | -2.76% |
3か月 | 3.68% | 3.69% | 3.74% |
設定来 | 13.18% | 13.34% | 14.31% |
年率リターン(%) | 基準価額 | 終値 | インデックス |
---|---|---|---|
1年 | -5.75% | -6.24% | -5.68% |
3年 | 0.75% | 0.59% | 0.85% |
5年 | 2.57% | 2.46% | 2.76% |
設定来 | 2.29% | 2.32% | 2.48% |
年率リターン(%) | 基準価額 | 終値 | インデックス |
---|---|---|---|
1年 | -20.47% | -20.19% | -20.42% |
3年 | -3.16% | -3.01% | -3.00% |
5年 | 0.54% | 0.57% | 0.72% |
設定来 | 0.66% | 0.83% | 0.84% |
出典:Global X website
分配は極めて毎月安定的と言える水準で数字の変化がほとんどありません。毎月安定的に分配を得たいという方には安心して投資できる商品ですね。
グローバルX 米国優先証券 ETF、銘柄コード【2866】の信託報酬や分配金
前述したとおり【2866】は【PFFD】に投資する円建てのETFです。信託報酬率は税込で0.2575%程度です。本家の【PFFD】の経費率が0.23%ですから、ほとんど変わらない水準と言えるでしょう。
円で取引できることを考慮すると、為替のコストを考慮すればむしろ【PFFD】よりリーズナブルな場合もありそうです。
毎月分配という性格も本家と同様です。【2866】は毎月10日が分配金支払基準日です。
2022年11月10日から毎月10日を基準日として分配を出しています。
【2866】は【PFFD】に投資するETFであり毎月分配で、年換算の分配利回りが約6.5%という高分配利回りなETFです。

出典: Global X website
円建てならではの強み【2866】

分配金目当てならば【PFFD】の方がいいように感じる方もいらっしゃるでしょう。
確かに分配の水準は本家より見劣りしますが、円建てETFならではのアドバンテージもあると考えます。
為替リスクの軽減
このETFが円建てで投資できるため、米ドルと円の為替リスクを軽減することができます。為替変動によって、投資元本や運用利回りに影響が出ることがなくなります。
投資額の低減
米ドル建てで投資する場合、為替手数料が必要になるため、投資額が大きくなると為替手数料も高額になってしまいます。しかし、円建てで投資する場合には、為替手数料の負担が少なくなります。
分かりやすい投資
円建てで投資できるため、投資家にとって分かりやすい投資となります。投資家が自分の持っている通貨で投資をすることができるため、投資商品の内容をより理解しやすくなります。
投資家のニーズに合った運用が可能
投資家のニーズに合わせて、円建てで投資することで、投資家のポートフォリオを多様化することができます。例えば、外国株式の分散投資を行っている場合には、円建てで投資することで、投資家のポートフォリオをより多様化することができます。
以上のように、円建てで投資できるETFには、為替リスクの軽減や投資額の低減、分かりやすい投資などのメリットがあります。ただし、ETFにはリスクがあるため、投資をする前には投資家自身でリスクを理解し、適切な判断を行うことが重要です。
【2866】投資可能な証券会社
SBI証券、 松井証券、 楽天証券、 マネックス証券等が取り扱っています。
まとめ
「グローバルX 米国優先株式ETF」に投資する理由をまとめると、以下のようになります。
- 流動性に優れ、高い配当利回りが期待できる
- 分散投資ができるため、リスクを抑えることができる
- 優先株式に投資することで、リスクを低減することができる
- 円建てで投資することができ、為替リスクを抑えることができる
このETFは、投資家にとって魅力的なポイントが多くあります。高い配当利回りや分散投資によるリスク低減、優先株式によるリスク低減、そして円建て投資による為替リスクの低減という点で、長期的な視点で投資する価値があるでしょう。また、株式投資の初心者にも手軽に投資できるETFという点も魅力の一つです。
ぜひ、ご自身のポートフォリオの中核に据えることをお勧めしますが、あくまで投資は自己責任でお願いいたします。




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